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震災から3ヵ月 [東日本大震災]

3月11日の東日本大震災から、今日でちょうど3ヵ月になりました。

仙台市内の私の家はガスの復旧に1ヵ月近くかかりはしましたが、今はほぼ普通の生活を送ることができています。

ただ、道路には至る所に段差ができていて、建物にはヒビが入ったままになっています。震度1~2程度の地震も、いまだに毎日のように続いています。

気仙沼などの沿岸部ではまだ手つかずのガレキが散乱していて、ヘドロと魚の腐ったニオイも漂っているそうです。

 


そして、福島県は今もなお原発事故の被害で苦しんでいますが、やはり許せないのは福島県民に対する差別や嫌がらせです。

・福島県というだけで原発避難区域でもないのに配送を拒否する業者。

・「福島県民おことわり」の飲食店や「福島ナンバーおことわり」のガソリンスタンド。

・福島県から来た人が試着した服を売場から撤去してビニール袋に入れるショップ店員。

・東京ディズニーランドの駐車場に停めていた福島ナンバーの車に、赤いマジックで『福島へ帰れ』の落書き。

こういう人達には、困っていたり苦しんでいる福島の人達を支えてあげようという気持ちが全くないんでしょうかね?

しかし、風評被害による嫌がらせは今に始まった事ではなく、以前からあったようです。数年前、宮崎県で口蹄疫(こうていえき)の問題が起きた時、九州では「宮崎ナンバーおことわり」というような、今回と同じような嫌がらせが起きていたそうです。

日本人は流されやすい傾向にありますが、間違った情報やデマにだけは流されないでほしいものです。


続いては毎日発表される放射線量の測定値について。

放射線量の値は、地上からの高さによってもかなり変わってきます。
それなのに、放射線量の測定位置は各自治体任せになっています。
という事は、発表されている値が低くても実は危険という可能性もあるわけですよね。
これでは測定値を見ただけでは安全なのか危険なのかわかりません。

測定位置に関しては統一した基準を国で作って、各自治体に徹底させてほしいものです。
そして、地上何センチのところで測定したのかも併せて公表してもらいたいものです。

先日、福島市に住んでいる人に直接聞いた話ですが、福島市内のある場所で放射線量を線量計で計測したら、新聞などで報道されている値よりかなり高かったそうです。そこで、それを電話で福島県庁に伝えたところ、「県庁所在地の放射線量が高いことが知れ渡ったら大変な事になりますから、そんな事言うのはやめてください!」と言われ、電話を切られたそうです。(実話)

まあ確かに地面からかなり高い位置で測定すれば放射線量の値は低くなりますが、もしかしたらこういう事態を想定して、わざと測定位置の統一した基準を作らなかったのかもしれません。

こんな事をされると、福島よりもっと人口の多い仙台や東京は、本当はもっと放射線量の値が高いのでは?と疑いたくもなってしまいます。

ただ、世界中で核実験が行なわれていた1960年代の東京の放射線量は現在の1万倍もあり、今の福島よりもはるかに高かったという説もあります。にもかかわらず、この数十年で日本の平均寿命がどんどん延びてきている事を考えると、福島県の放射線量は気にするような値ではないのかもしれません。

というわけで、私は気にしないようにしています。
そして、一刻も早く原発事故が収束する事を願っています。


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ぐす

信頼できる情報が何よりも大切ですね。
by ぐす (2011-06-15 18:25) 

ガッキー

☆ぐすさん 
私がこのブログ記事を書いた5日後に、各都道府県の測定位置を地上1メートルの高さに統一することが文部科学省から発表されました。
私のブログ記事を読んでくれたのかどうかはわかりませんが、動いてもらえてよかったです。
by ガッキー (2011-06-16 23:56) 

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