秋保の仙台市電

仙台市の秋保（あきう）温泉の近くに、電車が展示されています。

これは、かつて仙台の市電（路面電車）を走っていた車両です。
昭和51年3月に市電が廃止された後、長崎県長崎市に渡りましたが、再びこの仙台に戻ってきました。





窓の内側には「故郷仙台へ帰ります　長崎の皆さんサヨナラ」と書かれた紙が貼られていますね。


ちなみに、この車両が展示してある場所は、昭和36年に廃線となった秋保電鉄（仙台の長町と秋保温泉を結んでいた鉄道）の終点・秋保温泉駅跡で、当時の車庫も残っています。




ちょっと紛らわしいですが、この展示されている車両は、かつてここに線路のあった秋保電鉄の車両ではありません。展示されているのは、同じ仙台市内を走っていた仙台市電の車両です。

11/29 20:33追記
この仙台市電の車両ですが、秋保電鉄の線路も走っていたそうです。
確かに、全く関係ない車両を展示するわけないですよね。