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女川交番と、女川いのちの石碑 [東北発【宮城県】]

2/10の女川レポ第四弾です。

シーパルピア女川と海の間には、東日本大震災の震災遺構「女川交番」があります。
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女川交番は世界でも2例しかない「津波で倒壊した鉄筋コンクリートの建物」です。
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東日本大震災で女川町を襲った津波は14.8mに達し、女川交番は津波の引き波によって基礎部分の杭が引き抜かれた状態で横倒しとなっています。
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女川町には津波で倒壊した鉄筋コンクリートの建物が他にも2件ありましたが(女川サプリメントと江島共済会館)、どちらも解体撤去され、女川交番のみが震災遺構として保存されることになりました。遺構周辺は震災メモリアル公園として整備されます。(横倒しの交番はそのままで、周りは5メートルの盛り土でかさ上げ)
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現在は整備中の段階ですが、フェンス越しに撮影してきました。

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女川町内には「女川いのちの石碑」があります。

「1000年先まで震災の記録を残すため、町内にある21ヵ所すべての浜の、津波が到達した地点よりも高い所へ石碑を作る」という震災当時の中学生たちによる活動によって建てられた石碑です。
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石碑には「ここは、津波が到達した地点なので、絶対に移動させないでください。もし、大きな地震が来たら、この石碑よりも上へ逃げてください。」との文字が刻まれています。
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そして、石碑の近くには桜の木も植えられています。
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この桜には、石碑が地元の人々に親しまれるようになり、また万一の時に避難の目標となる役割も果たしてくれるだろうという願いが込められています。



シーパルピア女川の「シーパル女川観光所」で、震災当時の状況について詳しく話を聞くことができたのですが、その時女川交番と女川いのちの石碑についても教えてもらえたので、この記事を作ることができました。

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