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今年、セ・パとも史上最多の観客動員。それでもまだCSって必要ですか? [スポーツ【プロ野球・CS制度】]

今年もプロ野球のクライマックスシリーズが始まりました。

クライマックスシリーズには賛否両論ありますが、私は今までこのブログで何度も書いてきたように、断固反対です。クライマックスシリーズ反対の記事は、5年前に書いてからしばらく書いていませんでしたが、久々に書きたいと思います。(5年前の記事はこちら

とにかく私は「日本シリーズ出場権は、リーグ優勝したチームだけに与えられる特典であり、リーグ優勝したチーム同士で日本シリーズをやるべき」という考えです。

自分が応援しているチームがリーグ優勝したら「クライマックスなんかやらずに日本シリーズに出させてくれ」と思いますし、自分が応援しているチームが2位や3位だったら「そこまでして(クライマックスを勝ってまで)日本シリーズに出てほしいとは思わない」です。



2004年に、クライマックスシリーズの前身となるプレーオフ制度がパ・リーグで始まり、その後2007年からはセ・リーグでも始まって名称も現在の「クライマックスシリーズ」になりました。元々、この制度を始めた目的は、「消化試合をなくして観客動員を増やし、球団が安定した収入を得られるようにする」ことだったはずです。

ということは、「クライマックスシリーズをしなくても、観客動員が増えて消化試合がなくなれば、クライマックスシリーズはもうやらなくてもいい」わけですよね?

今年(2018年)、セ・リーグもパ・リーグも総観客動員数が史上最多を記録しました。

パ・リーグワースト記録を更新する本拠地14連敗で5位に終わった千葉ロッテですが、観客動員数では年間166.5万人で過去最多記録を更新。今年最下位に沈んだ楽天も、過去最多の観客動員を記録した昨年(177.0万人)に迫る172.6万人を記録。

以前は「成績が悪くなると観客動員が減る」のが当たり前でしたが、今は各球団の努力やアイデアでファンサービスが充実し、消化試合でも「球場に行きたい」と思う人が増えてきたのです。

クライマックスシリーズという制度を導入せざるを得なかった11年前の課題は、解決されたと言ってもよいのではないでしょうか。

今年、史上初の「レギュラーシーズンで負け越した3位チームの日本一」になれば、クライマックスシリーズを廃止にしようという気運も高まるのでは? と、ひそかに願っています。

ホントは、圧倒的な強さでリーグを制した広島vs西武の対決を見たいんですけどね。



ちなみに私はここ数年、「リーグ優勝してもクライマックスシリーズで負けたら日本シリーズに出られない」という制度に嫌気がさし、それが原因で年々野球自体の興味がなくなってしまい、テレビ中継も見なくなって、ついに昨年は一度も球場へ観戦に行きませんでした。これは私がプロ野球を見るようになってから初めてのことでした。

ところが、今年は2回も球場に行き、テレビ中継もよく見ました。それにつられるように、高校野球も久々にたくさん見ました。今年は何年かぶりに、野球を見て面白いと思えました。今年のプロ野球の観客動員数が過去最多だったことからも、「今年のプロ野球は面白い」と思えた人が多かったのではないかと思います。



クライマックスシリーズという制度には疑問を持つ方もいると思うのですが、野球ファンというのは「決まったことは受け入れる」という考えの方が多いですね。私は今は野球よりもサッカーのほうをよく見ますが、サッカーファンというのは意見があれば声を上げます。実際、クラブ側がファン(サポーター)を集めて意見を聞く場を設けることもありますし、聞く耳は持ってくれます。そもそも、ファンの意見を取り入れてクラブ運営をしていかないと、ファンはついてこないという考えが前提となっています。

サッカーをよく見る私だから、納得できないことについては物申さずにはいられないのかもしれません。これからも、クライマックスシリーズの制度が廃止されるまで、声は上げ続けていくつもりです。(とは言っても、このブログで記事を書く程度ですが…)



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