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盛岡では、タワシで背中をこすって厄落とし [東北発【岩手県】]

岩手県盛岡市に定着している厄払いは、数え年で男性42歳、女性33歳の「大厄」の人の「歳祝い」として行われ、「厄落としの儀」も行われます。ホテルや飲食店に大勢で集まり、参加者全員で順番に厄年の人の背中をタワシでこするというものです。男性の場合は上半身裸になるので、タワシでこすられた背中は真っ赤になります。

この「歳祝い」には以下のものを準備し、司会の方がそのいわれについて説明します。

・からたち   いばらの道を乗り越えて
・大根     大地に大きく根をはって
・白菜     百歳まで
・梅干し    失敗(酸っぱい)しないように
・亀の子たわし 鶴は千年、亀は万年の故事にならい
・豆      豆で達者で
・枡      ますます繁盛

この儀式の風習は、2010年4月の「秘密のケンミンSHOW」でも紹介されました。

お酒の売り上げが最も少ない2月に厄払いが行われることが多いということで、昭和40年代に岩手酒類業青年会が清酒の販売促進につながるようにとタワシでの厄落としを考案してから定着していったようです。


私も、盛岡の得意先の懇親会で何度か体験しました。(こするほうですけど)
初めての時は普通にこすったのですが、「ぎゃあ~」と叫ばれてしまいました。相当痛かったみたいです。その後はかなり軽くこするようにしていますが、厄を落とすのが目的なわけですから、本人のためを思えば強くこすってあげたほうがいいのかもしれませんね。(笑)



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