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広島生まれの千葉育ち その2 [中国・四国地方]

私は今は仙台市に住んでいますが、両親は広島県出身で、私自身も4才までは広島市に住んでいました。その後はずっと千葉県に住んでいたので、広島の記憶はほとんどないですけどね。

最近になって、私の実家でごく普通に行なわれていた事や使われていた言葉が、実は広島県や西日本の風習・方言だったと知ったことがいくつかありました。一度、10年前の「広島生まれの千葉育ち」という記事に書きましたが(その記事はこちら)、他にもいくつか出てきたので、第二弾を書きます。

ちなみに前回書いたのは
・焼き海苔ではなく味付け海苔派
・酢だこは食べない
・方言(たちまち、たいぎい)
・アクセントが違う言葉(しゃもじ、海苔)
でした。


<方言編>
●ほとびる
『風呂に長く入ってたら、指がほとびちゃったよ』
という風に使います。意味は「水分を含んでふくれる、ふやける」ですが、風呂上がりなどに「手の指(指紋のところ)がふやけてしわしわになる」時しか使ったことはないですね。数年前に東日本出身の人に言ったら全く通じなくて、その時初めて方言だったことに気がつきました。

●よぼう
『この醤油差し、よぼうから使いづらいね』
という時に使います。意味は「容器の口から液体がつたうように垂れる」です。急須や醤油差しからお茶や醤油を注ぎ終わった後、こうなってしまった時に使います。標準語だと説明するのに長くなるし伝わりづらいので、我が家では公用語として使っています。(笑)

●蚊にかまれる
以前にも書きましたが(その記事はこちら)、私は蚊に刺されることを「蚊にかまれる」と言います。でも、これは広島県などの一部地域だけで、全国的には「蚊に刺される」と言うんですね。「蚊に食われる」という地域もあるようです。【アンケート結果はこちら

5/28追記
(ご飯を) つぐ
ご飯を茶碗に盛り付けることを、私は「つぐ」と言いますが、数年前に知人から「それは『よそう』じゃないの?」と言われました。調べてみたところ、「全国的には『よそう』と言うが、中国・四国・九州地方では『つぐ』と言う」ことが判明しました。【詳しくはこちら


<食文化編>
●カレーには牛肉
西日本では、カレーに入れる肉は牛肉です。
実家では牛肉の入ったカレーしか食べたことがありませんでした。
千葉県の小学校に通うようになって、給食で食べたカレーがおいしかったので、母親に「給食のカレーのほうがおいしい」と言ったこともあるのですが、その時は「少人数分作るよりもたくさん作るほうがおいしくなるからねぇ」と言われました。(今思えば親に対してひどい事を言ってますよね)
後でわかったのですが、給食のカレーは豚肉だったのです。家では食べたことのなかった味のカレーが、私の好みに合っていたわけですね。
最近は、たまにビーフカレーを食べるとおいしく感じます。当時と逆の状態ですね。

●肉じゃがも牛肉
肉じゃがも西日本は牛肉ですが、東日本は豚肉を使います。実家ではもちろん牛肉の肉じゃがしか食べたことがなかったので、大人になってから肉じゃがのレシピに豚肉と書いてあったのを見た時は、最初は間違っているとしか思えませんでした。

●ハマチ
私の父はハマチの刺身が好きで実家ではよく食べていましたが、実はこのハマチというのも西日本の呼び方で、関東ではイナダと言うそうですね。ハマチもイナダも出世魚の呼び名で、どちらも成長するとブリになるわけですが。

●広島菜
私が子供の頃、よく広島の親戚から広島菜の漬物が送られてきました。広島菜は、九州の高菜、信州の野沢菜と並ぶ日本三大漬菜の一つです。


以上、このブログではめったに出てこない貴重な広島ネタでした。


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