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地震発生から1週間 [東日本大震災]

地震発生から、明日で一週間になります。
引き続き、被災地・仙台の状況をお伝えします。

地震発生から5日目となるおととい火曜の夕方、我が家の水道が復旧しました。これで給水所には行かなくて済むようになりましたが、まだガスは復旧しておらず、お湯が使えないので体は洗えません。今日、お湯の出るようになった会社で、一週間ぶりに髪を洗いました。

ちなみに会社へは、普段なら地下鉄一本で30分で行けるのですが、4駅分の区間の復旧見通しが立たない状態で、代替バスと地下鉄を乗り継いで1時間以上かけて通勤しています。私服で出勤し、仕事中もテレビはつけたままにして、早めに帰宅する毎日です。

さて、水道は復旧しましたが、依然として食料の確保が深刻な問題です。
スーパーはどこも3時間待ち。家族には朝から並んで買ってもらっていますが、店によっては買い上げ点数が一人5点以内とか、買い物は15分以内という制限もあります。私も会社の帰りにはお菓子しか売っていないドラッグストアへ行って、一人2点までのお菓子を買うようにしています。買うたびに「これであと一日は生き延びられる!」と思うと嬉しくなります。

宮城県でも相変わらず余震が続いています。夜も余震のたびに目が覚めるので、寝不足気味です。地震が来てるわけでもないのに揺れているように感じる事も多く、本当に気が休まりません。

それにしても首都圏のスーパーでの買い占め、本当にやめてほしいです。被災地は本当に食料が確保できなくて困っています。被災地ではすべての物資が足りませんが、それでもみんなで譲り合いながら必死で生きているんです!

そして、石原都知事の「津波は天罰」発言も許せないです。怒りが収まりません。今度都知事選がありますが、こんな人には絶対に当選してほしくないです。

一方で、嬉しかった事もありました。
月曜には神戸市をはじめとする兵庫県全域から救急車が集結。これを見た時は、何だか嬉しくて涙が出そうになりました。
テレビで多くの有名人が義援金を呼び掛けているのを見た時も嬉しかったですね。本当に、ありがたいです。

さて、今日は支援物資運搬の応援で仙台市の隣の多賀城市へ行ってきたのですが、そこで私は津波の被害を目の当たりにしました。
道路脇に延々と連なっている、津波で流されてつぶれた車と、ガレキの山。車とガレキでふさがれて通れない道もありました。何回も通った事のある見慣れた風景が、すさまじい光景に変わっていました。実際に自分の目で見た時の衝撃は、テレビや新聞見た時の比ではありません。言葉になりませんでした。

今日の仙台は午前中から雪が降り始め、夕方には5センチ近く積もりました。最低気温は連日-3℃。真冬並みの寒さです。
それでも、私は電気と水道の通っている自宅にいるのでまだ恵まれているほうです。まだ避難所にいる方々の事を思うと、心が痛みます。

とにかく、今はみんなで力を合わせて頑張っていくしかありません。

これからもこちらのブログでは被災地の状況を伝えていきたいと思いますが、皆さんからのコメントには本当に励まされますので、たった一言でもいただけると嬉しいです。
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