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盛岡にある一直線の斜めの道 [東北発【岩手県】]

盛岡市向中野に、北西から南東にかけて斜めに一直線にのびる歩行者専用の道があります。

長さにして、約1.5km。

途中、何ヵ所か道路で分断されているところもありますが、その道路を渡った先にはまた同じように続いていて、店の駐車場や公園なども、この斜めの道を避けるようにして作られています。

気になったので、一度自分の足でこの道を歩いてみることにしました。

北西側の起点は、国道46号線の、本宮交差点と熊堂交差点の中間あたりです。
そこから、南東方向に道がのびています。
DSC_3183.JPG

少し歩くと、早速道路で分断されますが、その先も同じように続いています。
DSC_3184.JPG

道の両側は砂利で、中央は歩きやすく舗装されています。
DSC_3187.JPG


400mほど進むと、片側二車線の国道46号・盛岡西バイパスでまた分断されましたが、この道はバイパスを渡った先もさらに1km以上、同じように続いていました。
DSC_3189.JPG

そして、この道を振り返ると・・・

なんと真正面に岩手山が!
DSC_3191.JPG

この道、岩手山から真っすぐ南東側にのびていました。


もっと先(南東側)に進んでいくとベンチも設置されています。
DSC_4883.JPG

振り返るとこんな感じ
DSC_4885.JPG
晴れていれば、真正面に岩手山が見えます。
(先ほどの写真とは別の日に撮ったので、この写真に岩手山は写っていませんが)



なぜここまでして一直線の道路を作っているのか、理由をいろいろ想像してみました。

 昔の鉄道跡?
 昔の神社の参道跡とか、街道の名残?
 昔の川の跡で、今もこの下には水路が流れている?



ネットでいくら調べてもわからなかったので、盛岡市のHPから問い合わせをしてみたところ、メールで回答をいただきました。その内容を要約すると

この地区では景観のシンボルである岩手山の眺望を大切にした街づくりをすすめていて、土地区画整理事業にて直線上に岩手山を望む道路を整備し、国道で分断されてはいるものの、できる限り眺望を確保した歩行空間を作り出しています。

というものでした。

これで謎が解けました。先月まで盛岡に2年間住んでいましたが、理由がわからず、ずっと気になっていたんですよね。

ちなみに盛岡市からの回答には、「この地区にある公園から岩手山の上半分の眺望を確保できるよう、この地区では建築物の高さ制限を定めています」ともありました。

盛岡市は、岩手山の眺望を大切にしているんですね。



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