生い立ちの告白

今日は、私が両親と一緒に実家で暮らしていた頃（主に子供時代）の事について書いてみたいと思います。

ではまず簡単に両親についてのプロフィールを。

父は昭和ひとケタ生まれ。
とにかく真面目で、頑固です。

母は父より少し年下です。
やはり真面目で、几帳面です。

我が家では、父の決定事項は絶対です。それが納得できない事であっても、母は父に対し何も言いません。母は、それが当たり前の事だと思っているからです。

私が子供の頃、我が家ではテレビはほとんどＮＨＫしか見ることができませんでした。
ＮＨＫ以外で見る事が許されたのは、父が好きな野球中継、母が好きなサザエさん、そしてドラえもんぐらいでしたね。
父は二言目には「民放はくだらない」でしたから。
私の中での父の名言に
「紅白歌合戦は、ＮＨＫ唯一のバカ番組」
というのがあります。（笑）

だから、私は当時の人気番組で、クラスでも話題になっていた
「８時だヨ！全員集合」
「オレたちひょうきん族」
「太陽にほえろ！」
「あばれはっちゃく」
「水曜スペシャル・川口浩探検隊」
を、一度も見た事がありません。

この頃は両親が怖くて、民放のテレビ番組を見せてくれなどとはとても言えませんでしたからね。

小学校高学年になると、欽ちゃん（萩本欽一さん）の番組が週３本になり、クラスでもよく話題に出ていました。（月曜の欽ドン、水曜の欽どこ、金曜の週刊欽曜日）

母よりも父のほうが厳しかったので、父が不在の日は番組が見れるチャンスの時でもあります。
そんなある日、母の了解を得て「週刊欽曜日」を見ていたら…
母が突然「こんなくだらない番組見るのやめなさい！」と言ってテレビを消してしまったのです！
すごくショックでした。そして、その後欽ちゃんの番組を見せてくれとは二度と言えませんでした。

そんな私の両親は芸能人をほとんど知りません。

「職場の飲み会で『同僚の○○さんは志村けんに似ている』という話が出たのだが、志村けんがわからないので話に入れなかった」
と言って父が帰宅した事がありました。この時はもう「８時だヨ！全員集合」の放送は終了した後だったので、父は志村けんを見るために彼の冠番組を見る事にしたのですが…
数分後、「くだらん！」と言ってチャンネルをＮＨＫに戻してしまいました。

ちなみに我が家では、民放の番組を見たあとは、必ずチャンネルをＮＨＫに戻してからテレビを消すのがルールになっていました。
（私が反抗期の頃は、それを知っててわざとＮＨＫに戻さずにテレビを消したりしていましたが）

そんな真面目な両親は、とにかく二言目には「勉強しろ」でした。自分で言うのも何ですが、小学校の頃の私は勉強は出来るほうでした。それでも、言われ続けました。
遊ぶ物を買ってもらえなかった代わりに、「学研の学習・科学」は毎月取ってくれました。これは読んでて楽しかったし、充実した付録も楽しみでした。
しかし、小学校４年の秋、突然両親から「今月で取るのをやめる」と言われました。理由は「こればっかり読んでて勉強しないから」というものでした。かなりショックでした。さっきも書いたように、当時は成績も良いほうでしたし、宿題も忘れたことはないぐらいきちんとやっていました。それなのに「勉強してない」って言われるなんて…

そういえば、小学校の頃はよく悔し泣きをしていたような記憶があります。

こづかいも、小学校の頃はほとんどもらっていませんでした。よく、放課後に友人達と駄菓子屋に行っていましたが、私はお金がなく何も買えなかったので、いつも友人におごってもらっていました。
両親からは、服や靴などの生活必需品以外は、「勉強に役立つ物」以外は何も買ってもらえませんでした。
ガンダムのプラモデルも、ゲームウォッチも、ファミコンも…

当時、ガンダムのプラモデルが欲しくて、２年近くかけてようやくプラモデル代の700円を貯めたのですが、その頃にはもうガンダムのプラモデルはあまり欲しいとは思わなくなっていました。何だか、むなしかったです。
だから、今はよく大人買いしてしまうんでしょうね。

そんな境遇だったためか、子供の頃は人から何かもらっても一人占めする性格でした。
例えば、お菓子をたくさんもらったら「これは全部自分の物だ！誰にも渡すもんか！」と思ったものでした。それで、よく母には「家族にも分けてあげるって何で言えないの！」と怒られていました。

現在の私は、当時の真反対ですね。一人占めしてしまう事に罪悪感を感じてしまうぐらいですから。
例えば、私が何か川嶋あい情報を仕入れた時には、いつも「これを早く川嶋あいファンの皆さんに伝えなきゃ！」って思ってしまいます。私のブログに割と情報提供ネタが多いのは、実はそんな理由からです。

中学校に上がってからも、まだ私には反抗期は来ず、相変わらず厳格な両親のもとで親の言うことに文句も言わずただ従っていました。

中学の頃はこんな事もありました。
朝早く目が覚めた日、新聞を読もうと思ったら
「まだ新聞読んじゃダメよ！新聞というのは、一家の長であるお父さんがまず最初に読むものなんだから、お父さんが起きてきて新聞を読み終わるまで我慢しなさい」
と、母に言われてしまいました。

さて、中学を卒業後、そんな私がついに反抗期を迎えるきっかけとなった出来事が起こりました。

これについてはまた明日書きます。お楽しみに！

コメント 10

う～～～ん。。。今まで「ひびきちゃんの家は厳しい（と言うより過保護）」って言われてきましたが、完璧負けました。（って最初から勝負はしていませんけどね）　　
ホントかなり厳しい家庭で育ってきたんですね。それでよくグレなかったものだと感心してしまいます。そんでもって、どっからどうやって今のガッキーさんの性格が形成されたのかちょっと不思議になってきました。普通だったら真面目で大人し～～～い人になっているハズなのに…
by ひびき (2006-03-14 00:06) 

ガッキーさんのお父さんはとても昭和生まれとは思えないくらいの頑固親父だったんですね☆
このお父さんにガッキーさんがどんなふうに反抗し、今の性格を形成していったたのか、私もとても興味があります♪
うちの場合は、父親が船乗りだったため、家にはほとんどいなくて、母子家庭みたいに育ったのとはえらい違いですね。
この続き、楽しみにしています♪
by fukuyan (2006-03-14 00:29) 

☆ひびきさん
やった！勝ちました。（笑）
ひびきさんの親は厳しいと聞いていましたが、絶対ウチのほうが厳しいと思ってましたよ。さて、あとは強敵・高之さんですね。勝つ自信はあるんですけど。（笑）
私がどうやって今のような性格になったのかは、明日の続編を読めばわかると思います。お楽しみに。
by ガッキー (2006-03-14 00:39) 

☆fukuyanさん
私の父は母にまで「明治生まれみたい」って言われてますからね。（笑）
ここにいろいろとエピソードを書きたいところですが、あまりたくさん書いてしまうと明日の楽しみがなくなってしまいますので、やめときますね。
明日は中学卒業以降のエピソードですよ。
by ガッキー (2006-03-14 00:44) 

ガッキーさんこんばんわ！
ガッキーさんと和光の帰りに大まかな話は聞いていたんですが・・・
やっぱりかなり厳しいかったとこがよくわかりました・・・。

自分の家もそれなりに厳しかったのですが・・・ＴＶの制約はなかった
ので・・・小学校くらいの時って、昨日のＴＶの話題が必ず上がるので
辛かったことでしょう・・・！！
お金に関しては同じくらい厳しかったですね！家にはお小遣い制度
そのものがなくて・・・だから今では大人買いしちゃいますね（笑）

さてさて、ここまでは聞いてたけど、この先は聞いてないぞ！！
明日の記事首を長くしてまってますね！
by ときえもん (2006-03-14 01:23) 

☆ときえもんさん
ときえもんさんの「さわやか月９路線」に対抗して、「ドロドロＴＢＳ木曜９時路線」にしてみました。（笑）
当時、バラエティ番組が全く見れなかったから、今お笑い好きになってるのかもしれませんね。
続きもかなりすごいですよ！
ご期待下さい！
by ガッキー (2006-03-14 22:24) 

すげー厳しいっすね♪
我が家はあんまり厳しくなかったような気が・・・
ただ親父は歌番組が嫌いだったみたいですが。（でも
なぜか香西香織さんは好き）
一発逆転、反抗期ネタたのしみにしてます！
by しらたま (2006-03-14 22:32) 

さすがに、うちの両親はそこまで厳しく無いですよ。その前に、親の厳しさに勝ち負けは無いでしょ！
もし、うちの両親が、ガッキーさんのところみたいだったら、口答えせず、そのまま従うかな。反抗期でも反抗しない・・・できないかも。ていうか、自分自身が反抗期あったか、思い出せない。
by 高之 (2006-03-15 12:19) 

☆しらたまさん
昨日は酒田で得意先の人と飲みに行ってたのですが、酔いが回って気がついたら寝てました…
というわけで一日遅れになってしまいましたが、続編をアップしましたので、引き続きお楽しみ下さい。（笑）
by ガッキー (2006-03-15 22:01) 

☆高之さん
＞うちの両親はそこまで厳しく無いですよ
そうでしたか…　私はてっきり互角の勝負ぐらいになるのかと思ってました。（笑）
私はいまだに父に説教されると反抗期が一時的に復活しちゃいますよ。
高之さんの反抗期は、これから来るのかもしれませんね。
by ガッキー (2006-03-15 22:04)