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東日本大震災から半年 [東日本大震災]

3/11の東日本大震災から、今日で半年が経ちました。

最近になってようやく余震が少なくなり、夜もぐっすり眠れるようになりました。
このまま余震が収まってくれることを願います。

IMG_3366.JPG


さて、私は仕事で宮城県と福島県を両方回っているので、震災後のそれぞれの県の状況がよくわかるのですが、宮城と福島では全く状況が違います。


津波の被害が大きかった宮城県の沿岸部では、いまだにガレキが片付けられなくて放置されたままになっています。高台での街づくりも自治体のお金が足りなくて全く進んでいません。復興させるためには、莫大なお金が必要です。

一方、福島県の原発避難区域に住んでいた人は、いつ家に戻れるかもわからない状況です。農産物や観光地の風評被害も深刻です。

8月下旬に福島県のラジオを聞いていたら、男性アナウンサーが怒りを口にしていました。
「福島県を視察に来る大臣は週末しか来ないが、週末だけ来るのではなくこっちに滞在して、必要な時だけ東京に戻るようにしてほしい。そうでなければ、余震のたびに原発は大丈夫なのかと怯える福島県民の気持ちがわかるわけがない!」

私も閣僚や国会議員の方々には、震災の復興に目途がつくまでは被災地で生活してほしいと思いますね。被災地に実際に住んでみないと、いくら被災地の心配をしてみたところで、しょせんは他人事なんです。今回、私自身がそれを実感しています。

阪神大震災や中越沖地震では私の知人も被災したので、他人事でないつもりではいましたが、実際に被災者が経験した辛さや苦しみは、いくら話を聞いてみたところで、やっぱり被災者本人でないとわからないものなんだと痛感しました。

それでも、被災地の状況や被災者の心境が少しでも全国の皆さんに伝わるように、今後も被災地からの生の声を発信していきたいと思います。




最後に、報告とお礼を。

私の家(仙台市内のマンション)は津波の被害はありませんでしたが、壁にヒビが入ったり、壁が一部はがれ落ちて中の鉄筋がむき出しになったりしました。上の階の人が歩くだけでミシミシと音がすることもあります。

8月初め頃、マンションの管理人から「当マンションが調査の結果『半壊』と認定されたので、義援金が支給されることになりました」との連絡がありました。

それまでは、義援金が集まったニュースを聞いても「私よりもっと大きな被害を受けた人にしか渡らないもの」だと思っていましたが、改めて全国の方々から義援金を寄付していただいた事を考えたら、何だか涙が出そうになりました。

義援金を寄付していただいた全国の皆様、本当にありがとうございました。


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ぐす

すみません、コメントが浮かんできません。おっしゃる通りだと思います。
千葉も被災地だからと言われはしますが、その程度は全く違いますし、被災した方とたまたま免れた私のような立場とはまた大きな差があります。
その差を後ろめたく思う気持ちがあったり、してあげられることの限界にもどかしさを感じたり。

ただ、復興の妨げになるような政争や揚げ足とりに走る議員や荷担するマスコミにNOと言うべきだとは思っています。
そんなことしている場合じゃないだろう、と!
by ぐす (2011-09-11 20:42) 

ガッキー

☆ぐすさん 
コメントしづらい記事へのカキコミ、ありがとうございます。
東北ほどではないにしても、千葉を含めて首都圏も震災当日は帰宅困難だったり、その後は買い占めの影響でなかなか食料品が買えなかったり、余震も多くて大変だったことだろうと思います。

被災の度合いの差を後ろめたく思う気持ちは私もありますね。何かできることはないかとよく考えるのですが、何もできません。そこで、人に話したりブログを通じて「伝える」ことをしていこうと思いました。私の好きなアーティストが復興支援活動のスローガンにしている「微力だけど無力ではない」という言葉を思い出しながら…

総理大臣をやめさせようとする動きには、本当に「そんな事している場合じゃないだろ」と思いましたね。こんな時は与党も野党も関係なく協力すべきなのに…。 みんなで総理をやめさせようとしているのに「今の総理には任せておけない。私が総理をやる!」という人が誰も現れなかったのも、おかしな話ですよね。
by ガッキー (2011-09-12 23:37) 

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