遠方のチームを応援している人の「あるある」

仙台には楽天イーグルスとベガルタ仙台があるので、地元メディアでも大きく取り上げられますが、転勤で仙台に住んでいる私は出身地である千葉県のチーム（プロ野球は千葉ロッテマリーンズ、Ｊリーグは柏レイソル）を応援しています。

そんな私のような「遠方のチーム」を応援している人の「あるあるネタ」です。


■スポーツ新聞の１面が、全国版では自分の好きなチームなのに、住んでいる県では地元チームになっている。
昨年、ソフトバンクと優勝争いをしていた千葉ロッテはスポーツ新聞（特に日刊スポーツ）の１面を飾ることも多く、ツイッターで「今日の日刊スポーツは千葉ロッテが１面」との情報を得たので買いに行ったら楽天が１面になっていた・・・ということが何回もありました。

宮城県では、楽天が勝った翌日の日刊スポーツは、楽天が１面になるんですよね。でもこれは宮城県限定なので、仕事で隣県の福島県に行った時は千葉ロッテが１面の日刊スポーツが販売されていました。

また、同じ宮城県でも数百メートル離れた別のコンビニでは１面が違うことがありました。これは、新聞の「版」が違っていたからです。「版」は新聞を発行する時間帯を表すもので、6版、7版という風に記されています。

それでは、宮城県民が「千葉ロッテが１面を飾った日刊スポーツ」を買う方法です。
そもそも楽天イーグルスが負けてしまったら、例え「版」が違っても楽天が１面の紙面は存在しないことになるので、どこでも買えます。楽天が１面になっていた場合は、とりあえず他のコンビニも見に行ってみます。どこに行っても千葉ロッテが１面のものがなければ、隣県（福島県か山形県）に行けば買えます。

■テレビ中継が、全国放送では自分の好きなチームなのに、住んでいる県で放送されるのは地元チームの試合。
昨年12/19（土）のＪ１最終節は、14時からNHK総合テレビでＪリーグ中継がありました。放送のカードは、得点王争いトップを独走中のオルンガ選手がいる柏レイソルと、圧倒的な強さで首位を独走し優勝を決めた川崎フロンターレの対戦でした。

ただ、NHK総合テレビのＪリーグ中継は、全国とは異なり「地元のチームのホームゲーム」を放送することがよくあります。だから、今回も宮城県ではベガルタ仙台の試合が放送されるのでは？と思っていましたが、前日の夜7時頃にNHK仙台の番組表を確認したら、柏vs川崎になっていました。

これを見て安心し、楽しみにしていたのですが、寝る前に番組表を確認したら、ベガルタ仙台vs湘南ベルマーレの試合に変わっていました。こんな直前になって変更になることもあるんですね。

私はDAZNに加入しているので、パソコンで無事試合を見ることはできたのですが、テレビのほうが画質がいいので、年に数回しかないテレビ中継を楽しみにしていたんですけどね。



■自分が応援しているチームの得点シーンがニュースで流れない
地元テレビ局が試合結果を伝えるニュースで流れるのは地元チームの得点シーンが中心で、相手チームの得点シーンは省略される場合が多いです。



■地元の人達と一緒に盛り上がれない
応援しているチームが違いますから、直接対決では当然「敵同士」になります。
自分の住んでいる街にあるチームが敵になるわけです。
楽天が誕生した年はまだ戦力が整っておらず、0対26で負けた試合もありましたが、その試合の相手は千葉ロッテでした。私はテレビで見ていて嬉しくてたまらなかったのですが、試合後に蕎麦屋に行ったらこんな光景に出会いました。

客　「今日の楽天の結果、知ってますか？」
店員「あ～、ちょっとわからないですね…」

私はこのお客さんに試合結果を教えてあげようかとも思いましたが、「0対26で負けましたよ」と言った時に絶対顔がニヤけてしまうと思ったので、やめておきました。間違いなく、「地元チームが負けて喜んでいるなんて、何なんだこの人！」と思われてしまいますからね。



よく、「もう転勤してかなり長いんだから、今住んでいる街のチームのファンに変えたら？」と言われるのですが、私はその方にはこう言いたいです。

「転勤したら、彼女や奥さんと別れて転勤先で新しい相手と一緒になれと？　そんなの無理でしょ？　だから私も無理なんです」