震災遺構（気仙沼向洋高校旧校舎）

12/8（日）は、宮城県気仙沼市にある「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」にも行ってきました。
震災当日まで宮城県気仙沼向洋高校の校舎として利用されていた建物に震災伝承館を加えた施設で、今年2019年3月10日にオープンしました。国道45号から岩井崎方面に入ったところにあります。

こちらが気仙沼向洋高校の旧校舎です。


津波で流された冷凍倉庫が、４階のベランダにぶつかった跡

教室も当時のままの状態で残されていました。



津波とともに、高さ8メートルの３階の教室に流れ込んできた車



屋根が流出した屋内運動場


ちなみに屋根があった時はこんな姿でした。



引き波の通り道となったところには、車が５台折り重なっていました。



この旧校舎の見学の前に、伝承館の映像シアターで震災直後の記録映像（13分間）を見ました。映画館のような大画面で見る映像は迫力があり、まるで自分がその場にいるかのようでした。津波で自分の家が目の前で流されていく様子を見て悲鳴が上がる光景は、見ていて辛くなりました。軽々しく「命が助かってよかったですね」などとはとても言えないと思いました。

コメント 2

妻の岩手の実家は津波の被害はなかったですけど、
降灰の被害はいまだに続いていて妻は廃棄物をなんでコクリト詰めしないで袋詰めにしてるのかと怒ってます。
津波から完全な復元のためにはこんな敏感な問題も明らかにして
解決してほしいですね。
本気でやろうとしたら日本にはそんな能力は十分にあると思います。
東北は質朴な人々が住んでる綺麗なところです。
by KnA (2019-12-15 11:27) 

☆KnAさん　
今の日本は何でも東京中心で動いていて、東京で何か問題が起きたらテレビでも大々的に取り上げられ、みんなで対策を考えようとなるのに、地方で起きた問題はなかなか全国ニュースでは取り上げられず、東京の人が全く知らないということも多いです。
東北の人は毎年厳しい冬を経験していることもあり、我慢強くじっと耐えるところもありますしね。
東北の現状を全国の方々に伝えるのに、私のブログが少しでも役に立てばうれしいです。
by ガッキー (2019-12-15 19:08)