津波から守られた石巻の神社 [東北発【宮城県】]
宮城県石巻市に、「伊去波夜和氣命神社(いこはやわけ(わき)のみことじんじゃ)」という神社があります。(地元では通称の「明神社(みょうじんじゃ)」の名前で呼ばれています)
この神社は海から300メートルほどの距離にあり、東日本大震災では津波も襲ってきました。周辺は大きな被害を受けましたが、この神社に避難した約200人の命は奇跡的に救われました。津波のガレキが、周囲より少し高い場所にあるこの神社周辺の木で止まったためです。
地元の人々の間では、「地震が来たら明神社に登れ」が合言葉だったそうです。
この神社のことはテレビで見て知ったのですが、どんなところなのか一度見ておきたくて、10/19(日)に行ってきました。
鳥居は津波で破壊されていました。
鳥居のあった場所から、参道方面。
この神社の周りの木々が、津波によるガレキを受け止めたそうです。
境内には、東日本大震災直後の様子と、その後の復旧作業の写真がありました。
こちらは東日本大震災後に建てられた「祖霊社」です。
以前ブログでも紹介しましたが、津波が来なかったり津波被害の少なかった被災地の神社は結構多かったようです。
私が以前書いた記事です。
2013.6.29 「先人の教訓・津波の来なかった浪分神社」はこちら。
2013.7.12 「津波に耐えた下増田神社」はこちら。
最近は私も震災の記憶が薄れてきていますが、これからも震災を風化させないために時々はブログで発信していきたいと思います。
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