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いもの子汁 [グルメレポ【岩手県】]

岩手県には「いもの子汁」という郷土料理があります。

秋に旬を迎える里芋を、にんじん、大根、ごぼう、きのこ、こんにゃく、豆腐、鶏肉などと一緒に煮込んで、しょうゆで味をつけた汁物の料理です。

岩手県内のスーパーでは、いもの子汁用の豚肉も売られています。
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一度食べてみたかったので、毎年秋になるといもの子汁が季節限定メニューで登場する食堂に行ってきました。

この店で食べた「いもの子汁」は里芋、豚肉、豆腐、こんにゃく、ネギ、しめじ、舞茸、きくらげが入っていて、あっさり醤油味でした。
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秋になると里芋と野菜を煮込んで食べる汁物という点では、山形県や宮城県の「芋煮」とよく似ていますね。

ただ、山形の芋煮が「牛肉で醤油味」、山形県庄内地方と仙台の芋煮が「豚肉で味噌味」なのに対し、岩手のいもの子汁は「豚肉で醤油味」だったので、今まで食べたことのない味でした。

また、山形県と宮城県では秋になると親戚や友人・職場の仲間で集まって、河原で「芋煮会」をするのが恒例行事ですが、岩手県ではそういう話は聞いたことがありません。山形や宮城では秋の挨拶と言えば「芋煮はしましたか?」ですが、岩手県では聞かないです。


私がいもの子汁を食べた店は、盛岡市仙北町にある「新茶屋」です。いもの子汁単品のメニューもありましたが、それでは足りないだろうと思って「いものこ定食」を注文しました。(870円)
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そしたら、いもの子汁だけでもかなりの量で(大きな丼に入っていました)、ご飯も大盛り。それに焼鮭や酢の物などの付け合わせもあり、満腹になりました。いもの子汁単品のメニューがあった理由がわかりました。

この店、他のメニューは普通の量なんですけどね。

でも盛岡の飲食店の多くは普通盛り(並)が一般的な大盛りの量で、「小」を頼むと普通の量だったりするので、そういう意味ではごく普通のことではありますが…


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