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海開きできない被災地の海水浴場 [東日本大震災]

3/11の東日本大震災から、5ヵ月が過ぎました。

さて、例年であれば今は海水浴シーズンの真っ最中ですが、今年は震災の影響で、宮城県内の海水浴場は海開きができずにいます。

先日、海水浴場が今どんな状況になっているのかを見てきました。
行ったのは、宮城県七ヶ浜町の海水浴場です。

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津波で流されてきたコンテナが砂浜に打ち上げられたままになっていて、海水浴場の周りにあった標識や看板もなぎ倒されたままでした。

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実はこれでも、ガレキやコンテナの撤去はだいぶ進んだほうなのです。
6/26の読売新聞ニュースに載っていたこの海水浴場の写真を見ると、ガレキやコンテナはもっとたくさん写っています。(その記事はこちら


そしてこの海水浴場の近くには、津波で家がすべて流され、基礎だけが残っている家がたくさんありました。

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このあたりの家に住んでいた人は、みんな無事高台に避難できたのでしょうか?それが気になります。

半年前まで、ここで普通に生活していたはずなのに、それが今はまるで古代遺跡のような光景。

衝撃でした。


津波の被害のなかった宮城県の内陸部に住んでいると、震災前の普通の生活にほぼ戻っているので、津波で大きな被害を受けた人の温度差がかなり大きくなっています。

地元のラジオのアナウンサーも言っていましたが、同じ宮城県に住んでいる人には、津波の被害を受けた地域を映像や写真だけではなく、自分の目でも見てほしいと思います。実際に見た時の衝撃は、映像や写真とは比べものにならないほど大きいからです。そうしないと、宮城県に住んでいても「震災がだんだん他人事にしか思えなくなってきた」という人が増えてしまうと思うのです。

時々、震災の事を振り返って、多くの人に伝えていくこと。これは震災を風化させないためには、とても大切なことだと思うので、これからも震災に関する事は、時々書いていこうと思います。


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現在の海水浴場は如何なっていますか

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当方  水陸両用車いすを使用して 車いすで海水浴&砂浜散策をしよう 事業を行っている団体です

  NPO法人北九環浄研  小倉久秀
by 現在の海水浴場は如何なっていますか (2013-06-23 09:47) 

ガッキー

☆NPO法人北九環浄研 小倉様 

すみません、私は内陸部に住んでおりまして、沿岸部の最新状況については把握しておりません。震災の記憶を風化させないために、時々沿岸部を訪れてそのたびにブログ記事は書いていますが、内陸部に住んでいると沿岸部の情報は全く入ってこないもので…

ちなみに七ヶ浜町の海水浴場ですが、昨年は「海まつり」というイベント期間中の3日間だけ海開きとなったようです。http://united7beach.blog.fc2.com/

by ガッキー (2013-06-23 22:45) 

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