宮城県にある「日本一低い山」（日和山）

宮城県には、日本一低い山があります。
仙台市宮城野区にある、標高3mの「日和山（ひよりやま）」です。

一度見に行きたくて、3/21（土）に行ってきました。


実はこの日和山、かつて（震災前）は標高6.05mあり、登山道も14段の階段になっていて、初日の出の名所にもなっていました。（当時の日和山の写真はこちら）

国土地理院発行の地形図に名前が掲載されている山としては「日本一低い山」でしたが、その後大阪の天保山（標高4.53m）に抜かれ、日本一の座を明け渡していました。

2011年に発生した東日本大震災の津波と地盤沈下で日和山は一旦消滅してしまいましたが、その後山頂には石が積まれ標識も立ち、2014年4月に再び「日本一低い山」に認定されました。

看板の右下にある、2本の木で挟まれているところが「登山道」です。


看板にはたくさんの落書きがありましたが、震災からの復興を応援するメッセージも多かったです。


こちらが「山頂」です。


山頂からの眺め。（陸地側方面）



日和山の先（海側方面）には、蒲生干潟が広がっています。


干潟には多くの生き物が生息していて、鳥たちの憩いの場になっています。




この日和山、ちゃんと地図にも載っています。

この写真の地図は震災前のものなので標高6mになっていますが、震災の津波で地盤が沈下した現在は標高3mです。



＜日和山の行き方＞
日和山に行く道は、結構わかりづらかったです。
仙台港インターから海のほうに真っすぐ延びる広い道を進んで行き、右手に見える大きな倉庫の先にある会社を過ぎたところで右折。とりあえず真っすぐ進み、左折して橋を渡ったら右折し、またしばらく真っすぐ進みます。神社の鳥居が見えてきたら、鳥居の先のあたりに向かって道路から左に入って行きます。（私はこれがわからなくて、何回も直進しては引き返してを繰り返してしまいました…）
少し進むと道が左に折れるので、道なりに左折すると、その突き当たり付近に日和山はあります。

こちらが日和山に行く際の目印となる高砂神社です。六本松もあります。