ナウト

今年の春頃、私の会社では営業車に「ナウト」が取り付けられました。

「ナウト」は、人工知能搭載通信型ドライブレコーダーのことで、脇見運転、あおり運転、急ハンドル、急発進、急ブレーキを検知すると警告音や警告メッセージが流れます。これに引っかかると、上司と人事部に連絡が行きます。

通常のドライブレコーダーよりは一回り大きいです。

具体的に、どんな場合に引っかかるのかを説明します。

●脇見運転
車内に向いたカメラが運転手の目の動きを認識し、脇見運転と判断されると警告が鳴ります。
左右を確認しながら徐行するような場合もあるため、左右の脇見に対してはあまり厳しくないですが、少しでも下を向くと警告が鳴ります。車が動いている時にスマホの画面をちょっとでも見ようものなら、すぐ引っかかります。ナビを操作したり、エアコンの温度設定を変えただけでも引っかかることがあります。

●あおり運転
前の車との車間距離が近いと「あおり運転」と見なされ、警告が鳴ります。車間距離は相当あけないと引っかかります。特に前の車が大型トラックやバスだと引っかかりやすいです。私の後ろの車はおそらく「何でこの車はこんなに車間をあけてるんだ」とイライラしていることでしょう。

●急ハンドル
警告音は鳴りませんが、上司には連絡が行きます。
駐車場から通りに出る時にはかなりの頻度で引っかかります。

●急発進、急ブレーキ
これも警告音は鳴りませんが、上司には連絡が行きます。


もう、これのおかげで今は営業車の運転は息抜きになりません。むしろストレスです。

ちなみに会社でこれを取り付けたのは、事故が多く、保険料が増えて経費もかなり増えてしまったからです。実際、ナウトを設置してから事故は大幅に減りましたが、今年は在宅勤務期間があったり、コロナの影響で訪問禁止になっている得意先もあって車を運転する機会が大幅に減っているので、何とも言えないですけどね。

コメント 2

聞いたことあるけど、初めて見ました。
大きいですね。運転に邪魔じゃなかったらいいですね。
by KnA (2020-10-08 20:39) 

☆KnAさん　
運転席に座ると大きく感じますが、運転していて邪魔だなと感じたことはないです。
確かにこの写真の角度だとものすごく邪魔に見えますね。（笑）
by ガッキー (2020-10-08 23:52)