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関西弁の飛び交う職場と、広島弁や新潟弁が混ざる我が家 [雑記]

私の会社は関西に本社があるため、関西出身者の割合が高く、社内では全国的に関西弁が飛び交っています。だいたいどこの事務所にも関西出身者がいるからなんですけどね。

ただ「関西出身でもなく、関西勤務をしたこともないのに関西弁が出てしまう」という人も結構います。そういう人は、おそらく「配属された部署で関西弁が飛び交っていたので、いつの間にか自分も使うようになっていた」という事なのでしょう。

例えばこんな言葉です。

●あて
酒のつまみのこと。主に近畿地方で使われている言葉で、東日本ではあまり使われません。

●行きしな、帰りしな
それぞれ「行く途中」「帰る途中」という意味で使われます。会話の流れでなんとなく理解できますね。「な」を付けずに、「行きし」「帰りし」ということもあります。

●ほかす
「捨てる」という意味で使われます。これも会話の流れでなんとなく理解できます。ちなみに東北人の場合は「投げる」と言います。


ちなみにこれらの言葉、私はあまり使わないですね。通じなかったら困るので。
実際、私は何回か社内で「噛み合わなかった会話」を見たことがあります。


例①
関東人「関係ない書類が混じっていたんですけど、どうしましょうか?」
東北人「あ、投げといてください」
関東人「???」
私    「あ、関東の人には『捨てる』って言わないと通じないですよ」

例②
関西人「昨日カッターシャツ買いに行ってきましたよ」
東北人「???」
私      「それ、『ワイシャツ』って言わないと東日本の人には通じないからね」


これって、多くの家庭でも似たようなことがあったりしますよね。

例えば私の場合、両親が広島出身なので実家では広島弁が使われていましたが、小・中・高と千葉県の学校に通っていた私は、基本的には標準語です。でも最近は妻の出身地である新潟県や、17年住んでいる仙台の方言もたまに使ったりしています。ちなみに私が使う広島・新潟・仙台の方言は「標準語に訳せない便利な言葉」ですね。

●広島弁「よぼう」
「液体がつたって流れ落ちる」という意味です。急須からお茶を注いだり、瓶からコップにビールを注いだりした時にこういう事、ありますよね。そんな時に「よぼう」と言うだけで状況が伝えられます。標準語にはない便利な言葉です。

●新潟弁「たくしゃまる」
衣類などが短くまくれあがったような状態になることです。使うシーンとしては「朝起きたらパジャマの裾がまくれあがっていた時」が多いですかね。これも標準語にはない便利な言葉です。

●仙台弁「いずい」
違和感がある、しっくりこない、フィットしない、居心地が悪い  という意味の言葉です。いろいろな場面で使われます。標準語だと「この服、なんか私の体にフィットしなくて違和感があるんだよね」となりますが、それが「いずい」だけで済んでしまう便利な言葉です。


家族の出身地や転勤の経験、知人の影響などで、なぜか全く関係ない土地の言葉を使ってること、意外とあるかもしれません。


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コメント 2

KnA

こういうことよくありますね。
うちでは同じ理由で韓国語と日本語が混じって使われてます。とうもとかあかん(関西弁)とかアイゴとかジュケッタとか。それでよく韓本語と言います。
by KnA (2020-11-06 08:55) 

ガッキー

☆KnAさん 
少し話はそれますが、日本では韓国料理の「チーズタッカルビ」を、以前は「ダッカルビ」と言ったりもしていました。最近は「タッカルビ」に統一されてきましたが、現地の発音により近い読み方のほうに合わせたようです。

by ガッキー (2020-11-06 19:44) 

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